誰も正しくなくて、清くもない。 うまくいかなくて、寂しくて、 過去と今を行ったり来たり。 けれど本当は、皆人間はそんな感じで どうしようもないのかもしれない。 それでも愛を抱きしめて、未来を見つめる、 それが生きるということだと信じたくなる。
――枝優花 (映画監督・写真家)
花火が着火して燃え尽きるまでを 見届けるような、刹那の恋。 彼女と彼でしかありえないその閃光が、 スクリーンを越えて胸に焼き付く。 命を削る恋の行く末で、 彼女が最期に見た景色のことを想って止まない。
――小川紗良 (女優・映像作家)
映画にでてくる、外から屋内に はいっていく長回しが好きです。 ブギーナイツとか、グッドフェローズとかの。 この作品の長回しの終わりには、 見たこともない瞬間が待っていて。 とても忘れられない。
――宮崎夏次系(漫画家)
日常の切り取り方が鮮やかで、新鮮。 切ないラブストーリーでありながら、 様々な問題に抗いながら生きる人々の群像劇でもあり、 とても豊かで美しい映画でした。
――森もり子(漫画家・漫画原作者)
強く、弱く、 恋と愛のはざまを観ている。
――魚喃キリコ(漫画家)
正しさなんて、どうだっていい。ただ突っ走れ。恋に、今に、心のままに。 めちゃくちゃだけど、めちゃくちゃ生きてる。 強烈に泣いた。こんな涙があるんだな。
――SYO (映画ライター)
今後、「これ、BABYTEETH みたいだね」 という言葉が出てきそうなほど、 革新的に映像が美しく、 独特のサイケデリックなノンビート感がある。 死にたくなるほど生きたくなるような、 刹那な心情が眩しくて堪らない。
――鹿野 淳(MUSICA)
主人公のミラの心情の変化がすごく伝わる作品でした。 ミラの心情が変わっていくにつれ、 映像にも心情とリンクするようなカラー。 たまに見せる切ない表情も、 ワクワクしてる表情も全てが綺麗。 彼女がやりたいことを、 たくさんの愛情を注いで叶えようとする親の気持ちも、 自分はまだ親になったことはないけど 深く感じることができました。 最初で最後の恋を、まっすぐに生きる彼女を 愛しく思える作品でした。
――mim(モデル)
病を抱える主人公ミラ。 周りの環境は、そんな彼女を壊れないようにと 優しく包んでくれているように見えました。 けれどそれはミラの自由も奪っていくようで、 そんな中出会った不良青年のモーゼス。 彼と過ごした日々はとてもカラフルで、 色んな感情に溢れて、まさしく「生きている」ようでした。 強く生きたい、行きたい。 そんな感情と、それぞれの想いが交差していく。 とても心揺さぶられる。そんな映画です。
――mam(モデル)
それぞれの不完全さを抱えながらも、 互いの存在に支えられて前を向くミラたち。 愛することの暖かさも繊細さも正直に描いた、 とても美しいストーリーでした。
――塩塚モエカ(羊文学)
鮮やかな視点、美しい音楽、人間模様、 狂っているから全てが愛おしい。 きらめく光の中 絶望をのせて転げる 大きな観覧車のような作品です。 エンドロールでもう1度 深く息を吸い込みたくなりました。
――紅林大空(マルチクリエイター)
古典的な恋物語でありながら、 こんなにも瑞々しく美しいということこそが“本物”の証。 エリザとトビーが放つ光は、 誰しもの胸に眠るあの頃の思い出を炙り出し、揺さぶる。
――Ryoko Kuwahara ――(NeoL / 編集長)
沢山生えていた乳歯が一つずつ抜けていくように、 私たちは一つ一つ知りながら大人になっていく。 主人公にとって最後のピースである 「恋愛」の素晴らしさと惨さを、追体験する2時間でした。
――ラブリーサマーちゃん ――(ピチピチロックギャル)
私にとって何よりも印象的だったのは「朝」のシーン。 この朝を迎えるために私は何度でもこの映画を観るし、 この朝を迎えるために生きているような気にさえさせられた。 焼きつきました。
――Rachel(chelmico)
途中、何度も逃げたくなったけれど、 どうしても目が離せなかった。 感情移入するのも失礼なほどに、 残酷で正直だった。
――尾崎世界観(クリープハイプ)
日記を読んでいるような感覚になる美しい映画。 初恋をし、とても危険な男の子に惹かれるミラが、 お化粧やファッションを楽しんだり、 等身大の女の子に描かれていてとても良かった。 最大限残りの命を楽しんでいる様子に、 喜びと同時に切なさに襲われる。
――ふせでぃ(漫画家)
時間が許す限りの成長に挑む少女。 周りの人々の不完全さと美しさが輝く。 これは「難病もの」ではない。 揺れる気持ち、息づかい、今を生きること。 まごうことのない青春作品の誕生だ。
――今日マチ子(漫画家)
水の中に破片が散らばったように、 ぼろぼろに脆くて鋭利で眩い愛を息苦しく共有していく2人が儚いです。 この感性の世界が素敵でした。
――森下suu・マキロ ――(漫画家/ネーム担当)
登場人物それぞれの心情が丁寧に描写されていて、 色々な感情を追体験した感覚になります。 いつの間にか、自分もミラの家族の一員になったような気持ちで観ていました。 映像も音楽もすごく良かったです。ぜひ観てほしいと思います!
――森下suu・なやちん ――(漫画家/作画担当)
異なる撮影法で撮られた映像は、主人公の目線と両親の目線が追体験できる。時に親目線でうなずきながら、時に10代の頃を思い出しながら主人公に感情移入したり。振り子のようにどちらの立場も行き来しながら見た。 画面からは限られた時間を生きる彼女の切実さと、初恋のエッセンスが混ざり合って独特の色彩に溢れている。時折差し込まれる音楽が重層的に混ざり合い、さらなる切なさに溢れる。
――川内倫子(写真家)
キュートで、切なくて、カラフルな人生をみた。 人は、誰かと、心と体を重ね合わせるために、生きているのかもしれない、 だって、恋をしたミラは、誰よりも色鮮やかに輝いて生きていたから。
――中野量太(映画監督)
※敬称略/順不同